焼走り熔岩流は約280年前に岩手山中腹から噴き出した熔岩が冷えて固まったものです。
扇型に広がる黒い熔岩は末端まで約3Km、最大幅約1Kmに及ぶ荒涼とした景色が広がっ
ています。この熔岩流は現在でも植生がほとんどなく、保存状態が良いことから学術的に貴
重なものとして国の特別天然記念物に指定されています。また、片道約1Kmの熔岩流観察
路が整備され、熔岩流や岩手山の景色を観察することができます。

(2004・12・19撮影 岩手県西根町・焼走り)